以前付き合ってた人、Sに会ってきた。

偶然道ですれ違って、
勢いで電話して、
おきっぱなしの荷物を取りに行った。

去年から取りに行くとは言ってたんだけど。
自分からSに言ったものの。
Sに会いに行こうと、思い切ることができずに今日まできていたから。

あと10日で卒業式だし。
思い切ってみた。
行く前、ちょっと緊張した。
普通の、いつものしぃの顔ができるかな、と。

でも、
大丈夫だった。
すごく友だちみたいな感じだった。

不思議。

ついこの間までは、
見かけただけで、
あんなに苦しかったのに。
考えただけで、
苦しかったのに。

二人ともボード大好きだから、
その話で盛り上がって。

すごく楽しそうに話すS。
そんな顔を見せてくれるSに、
ただただ嬉しさを感じる。

あの頃はしぃの方が心配ばっかりしていた。
なのに、
あのときより強くなっているSがいた。

卒論の話、これから仕事の話、

それからあのコの話も。

しぃの方が、元気付けられてしまった。
「俺は、すきって気持ちはどうしようもないと思う。
奴から、この件を聞いたときは、正直戸惑ったけど。
でももう俺が口出すことじゃないと思うし。
あのコのことをそこまで気にすることはないだろう?」と。


自分の心をコントロールしているSがいた。
私の自惚れかもしれないけど。
人間関係の平和を尊重して、自分の心を殺しているでしょ?なんて聞いたら、Sは笑って否定するだろうけど。

「友だち」として、一線引いた態度だった。
友だちとしての優しさを私にまでくれた。
友達として、強がっている顔を選んで私に見せているんだ。

それに気づいてしまって。

ということは、
付き合ってたときは、
Sの中ではSなりに、心開いて、自分自身を見せてくれていたんだな、と、今更、解った。

Sのことを好きすぎて、信じられなかった自分の行動を思い出した。



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